今日はグラップルの中からお送りしております。世界の車窓から。
見て下さいこの景色…
鉄格子の向こうには造材機械プロセッサが見えます。
重機の騒音にまみれ、鳥の声どころか人の声も聞こえません。
聞こえるのはチェーンソーの音のみ。見ているだけで汗が出てきますね…
こんにちは皆さん、今日は重たい木材を軽々持ち上げる機械「グラップル」の中からお伝えしております。世界の車窓から木材編。
決して牢屋に閉じ込められている訳ではありません。これは運転席ガードの鉄格子なのです。運転者に木材が当たらない様に頑丈にできています。もし丸太がドーーンてあたったら運転者死んでしましますからね。テヘ
と言う訳で今日は林業重機の車窓からお届けします。
林業の木材生産現場ではこんな感じで、山から集材された木を「プロセッサ」という自動で枝も払えて、長さもお好みの長さに切れる造材機械で丸太にし、そしてグラップルでトラックが運びやすい様に片付けていくというのが現在主流になっています。
大型の重機が山の中でウウィーンとうなりをあげて、仕事をするのが今の現場です。
見てると簡単そうに見えますが、これが結構難しい。
山の作業スペースは限られていますからね。この狭い空間でいかに次の次の次の作業を考えて作業をするかが腕の見せ所なんです。勿論周りには重機だけでなく人も道具も立っている木もありますからね。それに当て無いように長くて不安定な木を操るのは至難の業なんです。
折角なんでグラップルの操縦席をお見せしましょう。
こんな感じでレバーやスイッチが一杯。
左側が写ってませんが、左にもレバーがあります。
この機械、正式には「スウィングヤーダー」と呼ばれる集材も出来る機械なので、白いBOX部分はジョグダイヤル式のウィンチ操作部分です。あれを横にしたり上にしたりすることでワイヤーが行ったり来たりして、長ーーい木を山から持って来れるんですね。ハイテクですよ。
手も足も指も頭も目も耳も同時にフル活用しながら仕事をするんです。
ボタンも操作も手順いっぱいで、馬鹿じゃできない山の仕事なのです。
と言う訳で明日は世界の車窓からプロセッサ編。
たぶんやりますw
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