じゃぁなんでそんなでっかい木材会社が、宮崎の日向という土地を選んだのか。
それには3つ理由があります。
①中国木材の製材品が外材から国産材へ移行してきている
②宮崎の県北部は宝(杉)の山である
③細島港という立派な港がある
④天領うどんと不二かつが美味い
はい、3つと言ったので、4つ目は無視してもいいです。大事な所ですけど。
まず①の国産材への移行という点。
これまで中国木材は外材を加工して柱を作ってきました。だけど外材は年々手に入りにくくなっています。何故かと言うと、外国では木が無くなっているからなんです。伐りすぎちゃって足りなくなってる。だから自国の環境と産業を守るために、輸出制限なんかが掛けられだしたんですね。そうなると中国木材は安定して製材品を作れない。原料の値段も高くなってきている。そうなると目が行くのは、余って行き場をなくした日本の杉だったんです。安くて安定して手に入りそうな日本の杉。これを活かして製材品を作ろうってなったんですね。
まぁ実際は安定して供給できず、そのくせ高い日本の杉だったので外材にシフトした経緯があるんですが、それが状況が変わってきたと言う訳ですね。
じゃぁ場所はどこがいいのか。その時にまず目が行くのは日本で一番杉丸太を生産している宮崎に目が行くのは必然でしょう。そして県北部は大きい製材工場が無いので、競合もしにくい。なにより流域面積が大きいので、沢山の杉が眠っている。
尚且つ海にも面していて船で直付できる港もある。そうなるとやはり日向に作ろうとなるのは必然だったのかなと思います。
でも実は細島港は中国木材の船が入るには港が浅かったんです。だけど県と日向市はどうしても来てほしいので予算組んで港の底上げをした。中国木材の大型船が入るように。
なぜそこまでして中国木材に来てほしかったのか。
それはまた明日にでも。
つづく。
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