ヤマペディア④「補植」

 

すいません…またしても滞納してしまいました、ブログ更新。

 

こういう時は…そう、ヤマペディアに限りますね。

今日も教えちゃいますよ、山師ワード。

 

さて今日の山師ワードは「補植」。

「植えるのを補う」と書いて補植です。

 

前回説明した植えつけとはちょっと違うんです。

植えつけは木を伐った跡に木を植えるのが植えつけ。

補植は植えつけをした跡に、なんらかの理由で枯れた苗を、また新しく植えなおす事を補植と言います。

 

昨年は7月の間に全く雨が降らず、そして猛暑続きで山に植えた杉の苗も大分枯れちゃったんですね。大きい山の中で1本枯れたくらいじゃ特段補植する必要ないのですが、大規模に枯れてしまうとこれは問題。すっぽり空いた空間が出来てしまいますからね。ここに岡崎のような種が飛び出してくると、はいゴール。あっという間に違う木が茂ってきます。予定していた山のバランスを崩しちゃうんですね。だから補植が必要になる訳です。

 

 

こんな感じでね。背中に苗をからい、手にも苗束を持ち、トンガを持ち、朝早くから山に挑んでいく訳です。

 

補植は枯れた木を見つけてから植えなおさなきゃいけません。一斉に山一面に植えていく植えつけとはまた違った技術がいるんですね。

 

植えつけも補植もまるで人生。

もし途中で枯れても植えなおせば良いんですよ。枯れたからといって諦める必要は無い。まだまだ山になれるんだから。